Grok動画生成が一般公開|2026年6月16日の新機能と料金
xAI の Grok Imagine Video 1.5 が2026年6月16日に一般公開。月額30ドルで最大15秒の動画を音声付き生成、Sora の86%安という価格で個人クリエイターの選択肢が広がった。
2026年6月16日、xAI は動画生成 AI「Grok Imagine Video 1.5」の一般提供を開始した。これまでプレビュー段階だった機能が、API・Web 版・iOS/Android アプリの全てで正式に利用可能になり、個人クリエイターにとって現実的な選択肢として浮上している。
発表から10日、すでに Image-to-Video Arena のランキングで首位に立ち、Sora 2 Pro の86%安という料金設定が注目を集めている。動画を作りたいけれど編集スキルも予算もない ── そんな人にとって、この一般公開は何を意味するのか。
Grok Imagine Video 1.5 とは
Grok Imagine Video 1.5 は、1枚の静止画像とテキストプロンプトから最大15秒の動画を生成する AI モデルだ。480p または 720p の解像度で出力し、同時に音声効果・背景音・リップシンクまで一括生成する点が特徴。
従来モデルでは 6 秒の 720p 動画に 40 秒以上かかっていたが、最新版では約25秒まで短縮された。生成速度の向上により、試行錯誤のサイクルが回しやすくなった点は見逃せない。
カメラワークの安定性と被写体の一貫性を重視した設計で、従来の動画生成 AI が苦手としていた「動きの自然さ」にアプローチしている。これはxAI 公式発表でも強調されている点だ。
料金プランと無料枠
Grok Imagine Video 1.5 の料金体系は、無料ユーザーと有料プランで明確に分かれる。
無料アカウント
- 1日5クレジットが付与される
- 5秒・480p の短い動画なら試せる範囲
- 本格利用の前に出力品質を確認できる設計
SuperGrok プラン(月額30ドル)
- より多くのクレジットを割り当て
- 最大15秒・720p の動画が生成可能
- Web・アプリ・API の全てで利用できる
API 料金
- 1秒あたり 0.08 ドル(出力)
- 入力画像: 0.01 ドル
- 入力動画(480p): 1秒あたり 0.08 ドル
- 入力動画(720p): 1秒あたり 0.14 ドル
重要なのは、API 料金が 1 分あたり 4.20 ドル(720p 換算)という点だ。これは Sora 2 Pro の 30 ドル/分と比べて 86% 安い。TechTimes の記事で報じられた通り、価格競争力が Grok の最大の武器になっている。
個人クリエイターが使える理由
動画生成 AI はこれまで、技術者向けの API や高額な Pro プランに閉じていた。Grok Imagine Video 1.5 の一般公開は、その壁を下げた。
1. 無料枠での試行 月額課金に踏み切る前に、毎日 5 クレジットで試せる設計は心理的ハードルを下げる。「動画を作ってみたいけど、自分に使いこなせるかわからない」という人が、数日試してから判断できる余地がある。
2. スマホアプリでの完結 iOS/Android アプリから直接生成できるため、PC 環境がなくても動画を作れる。ImagineArt の解説によれば、アプリ版は画像アップロード → プロンプト入力 → 生成というシンプルな 3 ステップで完結する。
3. 低コストでの反復 月額 30 ドルで複数の動画を試作できる料金設計は、副業レベルの予算でも回せる範囲だ。編集ソフトのライセンス料や外注費と比較すれば、個人が動画コンテンツを持つコストは明らかに下がっている。
HAIIA の3つの軸が掲げる「自己実現」の文脈で言えば、「動画を作りたかったけど諦めた」という人が、再び手を動かし始めるきっかけになり得る。
使い方の基本
Grok Imagine Video 1.5 を使うには、xAI のプラットフォームまたは連携サービスを経由する。
xAI 公式での利用
- Grok にログイン
- 左メニューから「Imagine」を選択
- 「Video」タブに切り替え
- 画像をアップロード、プロンプトを入力
- 動画の長さ(5〜15秒)を選択して生成
プロンプト作成のコツ
SeaArt のガイドでは、以下の要素を含めることが推奨されている。
- 主体: 何が映っているか(人物、オブジェクト)
- 動作: 何をしているか(歩く、話す、回転する)
- 環境: どこにいるか(室内、屋外、背景の雰囲気)
- カメラ言語: どのように撮るか(ズーム、パン、固定)
「猫が窓際で日向ぼっこしている、ゆっくりとした右へのパン」のように、4 要素を組み合わせると意図した動画が生成されやすい。
新機能「Projects」と並列実行
一般公開と同時に追加された Projects 機能では、関連する生成をサイドバーでグループ化できる。さらに、Multi-agent execution により、複数のプロンプトを並列で実行可能になった。これまでは 1 つの動画が完成するまで次を待つ必要があったが、今では一度に複数の候補を試せる。
ライブラリ検索機能も加わり、過去に生成した画像・動画を手動スクロールなしで見つけられるようになった。explainx.ai の分析でも、この改善が反復作業の効率を大きく上げると指摘されている。
明日試せる一歩
まずは無料アカウントで 1 日 5 クレジットを使い、短い動画を 1 本生成してみることだ。静止画 1 枚とシンプルなプロンプト(「笑顔で手を振る」など)から始めれば、10 分もかからずに初めての AI 動画が手に入る。
その動画を SNS に投稿する必要はない。自分の PC に保存して、何度も見返してみる。「自分でも動画が作れた」という感覚が、次の一歩を引き出す。
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よくある質問
Grok Imagine Video 1.5 は完全無料で使えますか?
無料アカウントでは 1 日 5 クレジットが付与され、5 秒・480p の短い動画なら試せます。本格的に使うには月額 30 ドルの SuperGrok プランが必要です。API 経由では従量課金(1秒あたり 0.08 ドル)になります。
生成した動画の商用利用は可能ですか?
xAI の利用規約に従えば、生成した動画を商用利用できます。ただし、利用前にxAI の公式ドキュメントで最新の規約を確認してください。規約は変更される可能性があります。
Sora との違いは何ですか?
価格が最大の違いです。Grok は API 料金が 1 分あたり 4.20 ドル(720p)、Sora 2 Pro は 30 ドル/分です。生成速度では Grok が 6 秒の動画を約 25 秒で出力するのに対し、Sora の速度は公表されていません。出力品質については、Image-to-Video Arena のランキングで Grok が首位に立っていますが、用途や好みによって評価は分かれます。
動画の長さは自由に選べますか?
5 秒から 15 秒の範囲で選択できます。長い動画ほど多くのクレジットを消費します。無料アカウントでは 1 日 5 クレジットのため、実質的に短い動画(5 秒程度)が中心になります。
スマホだけで使えますか?
はい、iOS および Android の公式アプリから利用できます。アプリ版では画像アップロード、プロンプト入力、生成という 3 ステップで完結します。PC がなくてもスマホだけで動画生成が可能です。
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