Together AI とは|8億ドル調達で加速するオープンソースAI
Together AIが2026年7月1日、8億ドルの資金調達を発表(評価額83億ドル)。サウジアラムコのProsperity7 Venturesが主導し、累計13億ドルに到達。AI推論プラットフォームとして、個人開発者が大規模モデルを使える環境を提供する。
Together AIが2026年7月1日、8億ドル(約1,200億円)の資金調達を発表した。サウジアラムコのベンチャーキャピタル部門Prosperity7 Venturesが主導し、企業評価額は**83億ドル(約1.2兆円)**に達した。累計調達額は13億ドルに到達している。
かつて「AIを使いたいけど、サーバー代が高すぎる」と諦めた個人開発者にとって、Together AIのようなプラットフォームは、低コストで大規模モデルを動かせる選択肢を意味する。
Together AIとは — AI推論プラットフォーム
Together AIは、AI推論(inference)に特化したクラウドプラットフォームだ。OpenAIやAnthropicのような自社モデル開発企業ではなく、既存のオープンソースモデルを高速・低コストで実行できるインフラを提供する。
2026年7月現在、Together AIは以下のような特徴を持つ:
- 100以上のオープンソースモデルに対応(Llama、Mistral、Falconなど)
- 推論速度の最適化(独自のFlashAttentionなど)
- 従量課金制で、小規模プロジェクトでも利用可能
- API経由で簡単に利用できる(OpenAI APIと互換性のある形式)
つまり、「ChatGPTは高い」「自社サーバーは維持できない」という個人や中小企業が、オープンソースAIを実用的に使える環境を提供している。
発表の背景 — なぜ今、8億ドルなのか
2026年7月の調達は、AI業界が「モデル開発」から「インフラ運用」へシフトしている流れを反映している。
AIインフラへの投資加速
OpenAIやAnthropicは巨額の資金を自社モデル開発に投じているが、実際にAIを動かすインフラも同じくらい重要だ。Together AIのような推論プラットフォームは、「誰でもAIを使える環境」を整える役割を担う。
サウジアラムコのProsperity7 Venturesが主導したことも象徴的だ。エネルギー企業がAIインフラに投資する背景には、AI推論の電力消費とデータセンター需要の急増がある。
オープンソースAIの実用化
MetaのLlama、MistralのMixtralなど、オープンソースAIモデルの性能は急速に向上している。しかし、これらを実際に動かす環境がなければ、個人開発者には使えない。
Together AIは、「モデルは無料でも、動かすのは有料」というオープンソースAIの課題を、低コストのクラウド推論で解決している。
Together AIの使い方 — 個人開発者の視点
Together AIは、API経由で簡単に利用できる。以下は基本的な流れだ:
- Together AIのアカウント作成(公式サイトから)
- APIキーの取得
- 任意のモデルを選択(Llama 3.1、Mistral 7Bなど)
- API呼び出し(OpenAI API互換形式)
例えば、月額数千円で、自分の副業プロジェクト(チャットボット、要約ツール、翻訳アプリなど)を運用できる。
競合との違い — OpenAI、Anthropicとの棲み分け
Together AIは、OpenAIやAnthropicとは役割が異なる。
| 項目 | Together AI | OpenAI | Anthropic |
|---|---|---|---|
| 提供するもの | インフラ(推論実行環境) | 自社モデル(GPT-4など) | 自社モデル(Claudeなど) |
| 対応モデル | オープンソース中心 | 自社モデルのみ | 自社モデルのみ |
| 価格帯 | 低コスト | 中〜高コスト | 中〜高コスト |
| 主な顧客 | 個人開発者、スタートアップ | 企業、個人 | 企業、個人 |
つまり、「ChatGPTは高いから、オープンソースモデルを使いたい」という層が、Together AIのターゲットだ。
HAIIAの視点 — 諦めた開発を再び
「AIアプリを作りたいけど、月額数万円のサーバー代は払えない」——そんな理由で、個人開発の夢を諦めた人は少なくない。
Together AIのような低コストAI推論プラットフォームは、個人が数千円で本格的なAIアプリを運用できる環境を提供する。もちろん、モデルの選定、APIの使い方、サービス設計など、学ぶべきことは多い。だが、「技術的には可能」という状態に到達できる。
明日、あなたができる一歩は、Together AIの公式サイトを開き、無料トライアルでLlama 3.1を試してみることかもしれない。あるいは、かつて諦めた「AIチャットボット副業」のアイデアを、ノートに書き出してみることかもしれない。
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よくある質問
Together AIは無料で使えますか?
Together AIは従量課金制で、無料トライアルクレジットが提供されています(2026年7月時点)。小規模プロジェクトであれば、月額数千円程度で運用可能です。
Together AIとOpenAI APIの違いは何ですか?
OpenAI APIは自社モデル(GPT-4など)のみを提供しますが、Together AIは100以上のオープンソースモデルに対応しています。価格帯も、Together AIの方が一般的に低コストです。
個人開発者でも使えますか?
はい。Together AIはAPI形式で提供されており、PythonやJavaScriptから簡単に呼び出せます。HAIIAの認定資格では、AI活用スキルの体系的な学び方を提供しています。
どのモデルを選べばいいですか?
用途によりますが、Llama 3.1(70B、8B)は汎用性が高く、Mistral 7Bは軽量で高速です。Together AIのダッシュボードで、各モデルの性能と価格を比較できます。
Together AIの資金調達は何に使われますか?
公式発表では、インフラ拡張(データセンター、GPU増強)、推論速度の最適化技術開発、グローバル展開に投資されると見られます。個人開発者にとっては、より安定した高速なサービスが期待できます。
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